三明を知るEPISODE 01

工場が直面する物流問題に応える
WCS+AGVが実現する稼働力と収益性は、
お客様の喜びを追求した成果です。
中部支店 名古屋営業所 主任
S.O
2011年入社

新しい会社方針にあったキーワード
「物流問題」に注目
三明はシステムインテグレーター(自動化提案をする会社)です。新市場開拓の会社方針に「物流問題」というキーワードを発見し、担当する自動車業界を含め、各業界で私たちに何ができるのかを検討していきました。 その結果、ファミレスの配膳やお掃除ロボットみたいなイメージの、ロボットと「AGV」(無人搬送車)を組み合わせたアイデアに行き着き、自動化を取りまとめることに強みを持つ「三明ならではの提案ができる!」と確信しました。

三明電子産業とグループ力を発揮したWCS開発
物流問題は、多くのお客様が直面している問題です。私の得意な自動車業界に提案するため、AGVメーカー様の製品を指示通りに動かすための制御装置「WCS」(倉庫制御システム)の開発に取り掛かりました。 三明グループには、制御システムを得意分野にする三明電子産業があります。 先行投資にはなりましたが、将来性を考慮して開発を依頼。 並行して「WCSとは」「どのような機能が必要か」などの調査や新技術の取り込みなど、仕様の取りまとめも進めました。 提案するのは営業の私。 新開発につきものの新しい情報やノウハウを把握しておかなければなりません。 難しい専門用語が並びましたが、技術力をアピールできるように日々勉強して理解力を深めていきました。


QRグリッド式 低床型AGV
受注の決め手は
「収益性を高めることができる会社」
物流問題に対して「WCS+AGV」を提案している会社はまだ少なく、AGVメーカー様と三明グループで協業し、お客様にプラスになる体制を整えました。 これについて、自動車部品を製造している既存のお客様に話したところ、いま「WCS+AGV」を検討しているということで、競合他社とのコンペではありましたがタイミングよく提案を行うことができました。 具体的には、生産計画に基づいて入荷された加工前の部品をWCSで保管・管理し、生産工程へAGVが搬送。 そして生産工程で加工されて、再度WCSで在庫管理されるというものです。 この提案を行なって受注をいただくまで、約1年半の期間を要しました。 受注の決め手は、技術力の高さはもちろんのこと、稼働後の汎用性の高さや工場の収益性を高めるなど、お客様の目線に立って開発したことが認められたからです。 今回の受注を通して、三明とはお客様の喜びを追求する高度な技術とチャレンジ精神がある会社なのだと改めて実感できました。

中部支店 名古屋営業所 主任
S.O
2011年入社
最新技術にチャレンジし続ける、三明の中堅ポジションを担う営業マン。
自動車業界のお客様を担当しながら、困りごとに気を配り、慎重かつ大胆な提案でキャリアを重ねている。
物流問題に関しては、未来の日本を考える上でやらなければならない問題だと思います。 社会問題であり生産現場の課題でもある重要事項に、最先端技術を持ってお客様に提案できたことは、私にとって非常に貴重な経験になりました。 人間としての成長と社内でのキャリアアップにもつながると思いますので、「WCS+AGV」の成功事例によって広がる提案依頼に、積極的に取り組んでいくつもりです。