三明を知るEPISODE 03

食品機械製造メーカー様との協業が
挑戦を掲げる三品業界への突破口に!
AI外観検査自動化装置が完成しました。
本社 商品企画部
S.T
2022年入社

未自動化領域が残る
三品業界の自動化に挑戦!
商品企画部は、その名の通り新商品の企画・開発を担う部署であり、宣伝や広報といったコミュニケーションも担当しています。 営業部門と違い、私たちが手がける新商品は全ての営業所が提案する基礎をつくるだけに、企画開発のアイデア作りや完成までの工程に苦労することがよくあります。
三明は「内需の成長市場拡大」という新たな方針を掲げ、「三品業界(食品・医薬品・化粧品)への挑戦を試みていましたが、自動車・製紙・金属加工などの業界に長年携わり会社の強みとしてきたこともあり、ノウハウ不足など参入に課題がありました。 そこで、兼ねてよりお付き合いのあった食品機械製造メーカー様と、それぞれのノウハウや技術的な強みを補い合い、新製品の開発・販売で協業することに。 なかでも食品業界の課題の一つ、人間の目視による外観検査をAIで自動化する「AI外観検査自動化装置」を開発することを決定しました。

様々な課題が浮かび上がる試行錯誤の連続
新規参入する業界の新製品を協業し一から作ることって、思っていた通り簡単にできるものではありません。 検査装置の中核をなすAIはどこの会社の製品を採用すべきか? カメラ・照明・コンベアはどのようなものにするべきか? 通信の方法は? などなど。 様々な課題が浮かび上がり、ほぼ毎日のように打ち合わせをし、解らないことがあれば各分野の担当者と個別相談を重ねました。 三明が得意とする金属・工業製品と違い、今回は肉まんやあんまんなどの中華まんやクリームパンなどのパン類が対象です。 法律に基づく食品業界独特の厳しい検査基準の存在や、例えば同じパンでも微妙に形状の違いが出るなど食品ならではの特性に対応するために、HACCPなどの衛生管理制度の知識取得と設計・製造の試行錯誤が欠かせませんでした。
AIだからこその強みにこだわる
人間の作業をAIに置き換えることには、確かなメリットがあるんです。 流れる商品の外観判断によってNG商品を弾きながら、AIがNG判断をした製品の傾向など、データを蓄積していきます。 そして、蓄積したデータを更にAIが分析。 これまで人間が見て、分析し、生産工程の改善をしていたこと全部をAIで完結することが可能になり、人間が単純作業を行う必要を減らせます。 その分、人間は企画やデータ活用、機械のメンテナンスなどのより上位の業務に集中ことができて、効率アップの有効手段になると考えています。

AI外観検査装置
モバックショウで製品発表&セミナーに感激
食品機械製造メーカー様と三明がそれぞれの得意分野を掛け合わせ知恵と努力を結集し高いハードルをクリア。 協業した新製品はついに完成しました! 発表の場を製パン・製菓機械の展示会「モバックショウ」に定め準備を開始。 初の食品業界でのセミナーは実績がないだけに大変でしたが、会場で配布するチラシも食品業界向けのデザインに制作し、セミナーのためのマーケティング、配布する資料作成など、商品企画部らしく抜かりなく準備を進めました。 おかげさまで当日は集客を含め製品発表&セミナーは大成功!大手食品メーカーの工場長様からお褒めの言葉と「AI外観検査自動化装置」の導入に関するオファーまでいただくことができました。 この協業した製品の成功は三明の確かな強みになります。 今後は全営業所をあげて三品業界へ積極的に挑戦していくためのバックアップに励みたいと思います。

本社 商品企画部
S.T
2022年入社
新しい取り組みをちゃんと楽しみたい。
若手社員らしく商品企画部特有のマーケティングやコミュニケーション業務にも臆さず、積極的に取り組む姿勢が社の内外で好感を集める。
今回は食品業界への参入となりましたが、三明は医薬品業界や未自動化領域への挑戦を目標に事業活動を行なっています。私も商品企画部の一員として、目指す業界の市場分析や需要予測などのマーケティング活動を進め、様々なお客様の助けになるような提案をしていきたいです。これからも高い目標に向かってがんばります。